令和6年度 日臨技中部圏支部 医学検査学会(第62回) CHUBU-62

ご挨拶

令和6年度日臨技中部圏支部医学検査学会(第62回)
学会長 藤田  孝
(中部大学)
学会長 藤田  孝
 令和6年度日本臨床衛生検査技師会中部圏支部医学検査学会(第62回)を開催するにあたり一言ご挨拶申し上げます。
 本学会はメインテーマを「どうするタスク~愛知に集い、技師の働き方を考える~」と題し、令和6年11月2日(土)・3日(日)に名古屋国際会議場におきまして、中部地区6県(愛知、岐阜、三重、静岡、富山、石川)を中心とした臨床検査技師約1,400名が参加して行われます。
 さて、「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」が施行され、我々臨床検査技師はタスク・シフト/シェアとして追加された10行為を実施するための厚生労働大臣指定講習会を順次受講していただいているところであります。タスク・シフト/シェアを推進する業務としては「現行制度上実施可能な業務」も数多く提唱されておりますが、指定講習会受講の呼び掛けからか、「タスク・シフト/シェア=法改正により実施可能となった10行為」と思われがちとなっているよう感じております。しかしながら、中部圏支部では、多くの施設がそれぞれ、各施設の実情に応じたタスク・シフト/シェアに取り組んでおられると推察している次第であります。従いまして、本学会ではメインテーマを、「どうするタスク~愛知に集い、技師の働き方を考える~」とし、法改正により実施可能となった10行為にとどまらず、各施設で取り組んでおられる診療支援業務について、その業務内容や実施に至ったきっかけ、経緯などを紹介いただくとともに、各施設が業務拡大へのきっかけになるような学会となることを期待しております。業務改善への情報共有およびその後の各施設の取り組みが、私たちが目指すべき未来の姿を実現するための礎の学会になることを祈念しております。
 末筆とはなりますが、会員のみなさまには数多くの一般演題登録をお待ちしております。第62回となります本学会が、会員のみなさま、賛助会員のみなさま、学生のみなさまの活発な意見交換の場、そして交流の場となりますよう、心よりみなさまのご参加をお待ち申し上げております。

2024 令和6年度日臨技中部圏支部医学検査学会(第62回)